加湿器にはどんな種類があるのか知りたい方へ。
この記事では、上記のような悩みにお答えします。
加湿器の種類は4つ
加湿器の種類は4つです。
それは、加湿の方法が4タイプあるからです。
- スチーム式
- 気化式
- 超音波式
- ハイブリッド式
それぞれどういう方式なのか、もっとも分かりやすく説明します。
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加湿器を購入する場合、この4つの中から、自分の生活様式や使用目的、使用場所などを考慮して、自分に合ったものを選ぶことになります。
※ちなみに私は上記4種類のうち、ハイブリッド式を除く3種類の加湿器を使っています。
俳優という仕事柄、冬場の乾燥は大敵なので、色々検討しているうちに、3種類の加湿器が揃ってしまいました。
ハイブリッド式は他の3種類の組み合わせなので、基本的にはすべての加湿方法を試したことになります。
一般の方でこういう人はあまりいないと思うので、参考にしていただけると思います。
すべて忖度なし、私の実体験に基づいた率直な感想、意見です。
では次に、それぞれの加湿器の特徴について、ポイントを絞ってお伝えします。
加湿器の種類による特徴①【加湿力ならスチーム式】
まずなんといっても気になるのは加湿力ですよね。
製品そのものの大きさにもよりますが、同じ容量であれば、スチーム式が一番加湿力があります。
特に短時間での加湿力はダントツです。
気化式と超音波式は同じくらいです。
購入する前は、超音波式が、見た目にもブワ~っとミストが出てくるので、もっとも加湿力があるように思っていました。
みなさんの中にもそう思っている人は少なくないのではないでしょうか。こんなに水蒸気が出ているのだから、すぐに部屋が加湿されるだろうと。
ここで注意しなければならないのは、超音波式加湿器から出ているのは水蒸気ではないということです。
霧吹きから出ているのが水蒸気ではないのと同じ理屈だね…
超音波式加湿器の周りの床って、ミストでしっとりと濡れていたりするんですが、その状態では、まだ水分は空気中に取り込まれていないということです。
つまり空気中の湿度はあがっていないということ。
蒸発して空気中に取り込まれれば、床はさらっとするはずです。そうなってようやく空気中の湿度が上がるということです。
逆にスチーム式や気化式では、周りの床がしっとりすることはありません。さらっとしたままです。
見た目でブワ~っと勢いよく水蒸気みたいに出ているので、加湿力が高いように見えますが(実際私はそう思っていました)そうではないということです。
超音波式の加湿器を狭い寝室で使って寝たら、翌朝床がびしょびしょでびっくりしたことがあったよ・・・
まとめると
- 加湿力が1番あるのはスチーム式
- 超音波式加湿器は見た目のインパクトほどは加湿力がない
加湿器の種類による特徴②【デザイン性なら超音波式】
我が家の加湿器選びで加湿力の次に問題になったのは、デザイン性でした。
デザイン重視なら超音波式が一番
超音波式はその構造上、デザイン性に優れたもの、見た目がおしゃれなものが非常に多いです。
私もかなりの数の加湿器を見てきましたが、お洒落だと思うものはたいがい超音波式です。
水滴のような可愛いデザインのものや、ヒョロっと細長いタワー型のもの、動物の形をしたものや、なぜか分かりませんが電球の形をしたものなど、とにかくオシャレなものが多いのが超音波式の特徴です。 |
加湿器は、さほど大きなものではなくても、それなりに存在感があります。
意外と静かに主張してくるのが加湿器です。
インテリアとして、家具として、ちょっとお洒落なものを置いて、あら、このお宅なんだか素敵ね、と思われたくありませんか?
卓上なら超音波式
小型のものが多いのも超音波式の特徴です。
気化式はその構造上、どうしても大型のものが多いです。
スチーム式もお湯を沸かしてるようなものなので、高い場所ではキケンです。
特に小さい子供さんのいるご家庭では、スチーム式の高い場所での使用は、危険なのでオススメできません。
高い場所や卓上のものをお探しなら、超音波式一択になると思います。
以上まとめると
- インテリア性重視なら超音波式
- 小型で卓上なら超音波式一択
加湿器の種類による特徴③【ランニングコストなら気化式】
ランニングコストで考えると、気化式が一番お得です。
気化式とは、言ってみれば洗濯物を部屋の中で干すと部屋の湿度が上がるのと同じ原理。
さらによく乾くように、洗濯物に扇風機で風を当てているようなものなので、消費電力は扇風機を回すくらいなもの。
ランニングコストはかなりお安いのがお分かりいただけると思います。
また超音波式同様、小さなお子様がいるご家庭では、やけどの心配がないというのも気化式のメリットです。
逆に一番電気代がかかるのはスチーム式です。
スチーム式は短時間での加湿力は一番ありますが、電気でお湯を沸かさなければならないので、電気代はそれなりにかかります。
気化式のデメリットは大きさ
それに対して、気化式のデメリットとして私が感じたのは、その大きさ。
直接ミストを噴霧するわけでも、水蒸気を発生させるわけでもなく、濡れた洗濯物に風をあてて加湿するようなものですから、効率よく加湿しようとすれば、当然洗濯物は多いほうが良いわけです。
大量の洗濯物と大型扇風機・・・となれば、当然加湿器そのものの大きさはある程度は必要になってしまいます。
もちろん実際は洗濯物ではなく、水分を含ませたフィルターに風を当てて気化させるのですが、それでも気化式は他のタイプに比べると大型のものが多いです。
ただそれを逆手にとって(かどうかは知りませんが)、大きな壷みたいな形をしたものもありました。
これならインテリアとしてもおもしろいかもと思いました。
加湿器の音について
また気化式は、風を送るためのファンが内部で回っているので当然音がします。
これをうるさく感じるか気にならないかは個人差があると思います。
我が家のもので言うと、いちばん強モードで運転しているときは、テレビの音は少し聞き辛く感じますね。
もちろん静音モードなどもありますが、その場合、加湿力は低くなります。
スチーム式も、お湯を沸かすときのボコボコとした音がしますが、気化式ほどではありません。
一番静かなのは超音波式です。
以上をまとめると
- ランニングコストは気化式が一番お得(一番電気代がかかるのはスチーム式)
- 気化式は大型のものが多いので場所を取る
- 運転音は大きい順に
気化式>スチーム式>超音波式
加湿器の種類による特徴④【効率ならハイブリッド式】
スチーム式、気化式、超音波式、それぞれの長所を活かし短所を補うのが、ハイブリッド式です。
加湿力のあるスチーム式で一気に加湿して、その後はランニングコストの低い気化式や超音波式で部屋の湿度を保つ、という考え方です。
最も効率が良いタイプだと言えますが、そのぶん製品の値段そのものが高めとなっています。
- 加湿力とコストの両面を併せ持ったのがハイブリッド式
- 効率は良いが、そのぶん値段が高め
加湿器の種類と特徴について~まとめ
以上、加湿器の種類と、種類別の特徴について見てきました。
まとめると
- 加湿器の種類はスチーム式・気化式・超音波式・ハイブリッド式の4種類
- 加湿力はスチーム式が一番、特に短時間の加湿力は高い
- インテリア性重視、卓上なら超音波式
- 電気代がお得なのは気化式。一番かかるのはスチーム式
- 気化式は大きなものが多いので場所を取る
- 運転音は、大きい順に、気化式>スチーム式>超音波式(静音モードの場合は気化式でも静か)
- ハイブリッド式は加湿効率は良いがお値段高め
ちなみに我が家はハイブリッド式はないので、リビングでスチーム式と超音波式、寝室で気化式を使っています。
理由は、リビングでは加湿力とデザイン性、寝室では電気代を重視して、ということです。
使用目的や使う場所、広さ、家族構成など、それぞれに合った加湿器を上手に使って、冬を快適に過ごしたいですね。
私の実体験が、加湿器を選ぶ際に少しでもお役に立てば幸いです。
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