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『ラ・ラ・ランド』感想『何度も・何度も・何度でも』観て欲しい映画

  • 2020年5月21日
  • 2020年11月27日
  • 洋画

愛するということ

その人のことを想うということ
その人の成功を願うということ
その人が言ったことを覚えているということ

何度も、何度も、何度でも観て欲しい
二人の愛がシンクロする、歌とダンスを

そして、せつなすぎる・・・ラストを・・・

遠く見つめ合う
涙を湛(たた)える二人の笑顔さえも

シンクロしています・・・


コロナの影響で、なかなか思い切り外へ出られない日々が続いています。運動不足でだいぶ体もなまりがち…今日は100歩も歩いていないぞ💦なんてこともあります。

せめて観る映画くらいは躍動感のあるものを、ということで・・・

今回はご存知アカデミー賞受賞作品のミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」です。

2016年制作、日本では2017年に劇場公開され、世界中で大ヒット。アカデミー賞をはじめ、たくさんの賞を総なめにしました。

オープニングでの、渋滞するハイウェイの車の上で皆がジャンプするダンスシーン。予告でも使われていましたから、覚えている方も多いでしょう。

まさに躍動感に溢れて圧巻でしたが、実はこの映画のすごいところは体の躍動感だけではありません。

心が、右に左に、上に下にと、ぐるぐるぐるぐる回され揺さぶられ、せつなくてせつなくてどうしようもなくなってしまう、というところなんです。

何度も何度も、繰り返し繰り返し観て欲しい。

『ラ・ラ・ランド』は、そんな素敵な映画です。

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『ラ・ラ・ランド』感想 ライアン・ゴズリングがかっこよすぎて困る!!

夢を叶えたい人々が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミアは女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末の店で、あるピアニストの演奏に魅せられる。彼の名はセブ(セバスチャン)、いつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合う。しかし、セブが店の資金作りのために入ったバンドが成功したことから、二人の心はすれ違いはじめる……。(『ラ・ラ・ランド』公式HPより)

僕は男だから、どうしても男性側の立場でこの映画を観てしまうのですが、とにかくこのライアン・ゴズリング演じるセブが、かっこよすぎて困る!!のです。

何も完璧な人間で白馬の王子様みたいでかっこいいと言っているわけではありません。

セブはどちらかというと不器用偏屈

友達も少なそうなタイプ。

プライドは高いくせにちょっとビビりだし、決して女性にモテるタイプではない。

ただただ古き良きジャズを誰よりも愛していて、ジャズのことになると無我夢中

社会性はないけれど、その分嘘もない真っ直ぐな人。

そんな彼が、ミアと出会い、恋に落ち、彼女のことを想い、彼女の成功を誰よりも願い、信じ、応援し、強く背中を押す・・・

そう、強く引っ張るのではなくて、強く背中を押してあげる

その姿に、そのかっこよさに、僕は涙してしまうのです。

君は絶対に成功すると言い続け、彼女が不安を口にするたびに「他人の言うことなんてくそくらえだ、気にするな」と励まします。

散々オーデションに落ち、自らプロデュースした一人舞台も大コケし、完全に自身を失った彼女のもとに舞い込んだ一本の映画のオーデション。

ミアは「今度落ちたらもう立ち直れない。これまで散々嫌な思いをしてきた。もうオーデションは受けない」と言います。

でもセブは諦めない。

「なぜだ?俺に納得できる理由を言え」と叫びます。

実家に帰ってしまったミアのもとに、車で何時間もかけてやってきて、周りの目も気にせずに、ミアだけを見て、ミアの成功だけを信じて、真夜中の、まだ何も見えない真っ黒な空に叫ぶのです。

遠く離れたミアの実家の場所なんて、もちろんセブは知りませんでした。初めてデートした日に、ミアが言った何気ない一言をちゃんと覚えていて、彼女の実家を突き止めるのです。

このセブの情熱、愛、想いに、僕は完全にやられてしまいました。

『ラ・ラ・ランド』感想 強く、そして優しく背中を押すセブの優しさ

その後、ミアはオーデションに合格し、これを機に彼女は女優として華々しく成功していくのですが、オーデションを受けたあとのセブとミアがベンチで語るシーンが、また、たまりません。

遠く離れたパリでの長期に渡る撮影。

これからの二人について問うミアに「君は絶対合格する。そして、合格したら全力で没頭しろ。君の夢にすべてを忘れて没頭しろ」と言うセブ。

そのあとのことは・・・様子を見よう、と。

ミアはセブに、撮影が終わったら俺のそばにいろ、俺のもとに帰ってこいと言って欲しかったのかもしれません。セブだって自分のもとに帰ってきて欲しいに決まっています。

でも、決してそうは言わない。

逆に俺のことは忘れて全力でぶつかれと言います。

セブの後押しがなければ決して成功をつかめなかったミアに、俺を振り返るな、夢に向かって全力で突き進めと、

強く、強く、そして・・・優しく・・・

セブはミアの背中を押すのでした。

『ラ・ラ・ランド』感想 『ニュー・シネマ・パラダイス』と『ラ・ラ・ランド』

このシーンを観て僕は、「ニュー・シネマ・パラダイス」のトトとアルフレードを思い出していました。

成功を掴むため故郷を捨てろ、帰ってくるなと言ってトトを送り出すアルフレード。

映画監督の道を選ぶトトと、彼の成功を誰よりも信じていたアルフレードに、ミアとセブがだぶって見えてくるのでした。

そして、『ラ・ラ・ランド』も『ニュー・シネマ・パラダイス』も、素晴らしい音楽と、若き天才監督の作品だという点でも興味を引きます。

『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督は31歳、『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督は32歳のときの作品で、両監督とも脚本も書いています。

この若さで、なぜこんな作品が書けるのか、ただただ脱帽するばかりです。

『ラ・ラ・ランド』感想 シンクロするエマ・ストーンとライアン・ゴズリングの演技に拍手

男目線でセブのことばかり語ってしまいましたが、もちろんエマ・ストーン演じるミアもめちゃくちゃ魅力的です。

セブがこれほど彼女を大切に思えたのは、それだけミアが魅力的だったということ。愛すべき存在だったということです。

そしてミアもセブの夢を応援します。

ミアのため、お金のためと割り切って参加したバンドが売れていく。でも、

本当にあなたがやりたいことはそれなの?
あなたのやりたいジャズはそこにあるの?

と、投げかけます。

セブも真っ直ぐな人ですが、それ以上に真っ直ぐなミア。ちょっと勝ち気ですが、そこがまた魅力的。

そしてこのセブとミア、本当によく似ている!

まさにシンクロしている!!のです。

ビビリのセブと勝ち気のミア。大人になろうとするセブといつまでも泣き虫赤ちゃんのミア。

片方が右に行けばもう片方は左へ行き、上へ行けば下に行く。

一見正反対のようだけどだけど、決して離れない。手を離さない。

反対のように見えて、実は二人でシンクロしてタップを踏んで、ぐるぐる回って高く高く飛んでいく。

そんなダンスシーンの数々。

本当にベストカップルだと思わせてくれるミアとセブを演じるエマ・ストーンとライアン・ゴズリングに、ただただ拍手を贈りたい。

『ラ・ラ・ランド』感想 字幕版と吹き替版について

ちなみに参考までに、字幕版と吹き替え版についての感想ですが、両方観た私としては、字幕版のほうが良かったかな、と思っています。

私はどちらかというと普段は吹き替え派です。

理由は、登場人物の表情や、映し出される風景をなるべく逃さずに観たいということと、職業柄、声優さんの知り合いも多いせいか、同じ俳優として、声優さんの力を信じているからです。

でも、この『ラ・ラ・ランド』に関しては、字幕のほうが良かったかな。

理由はふたつ。

ひとつ目は、字幕のほうが、話している内容が的確に伝わってきたということ。

多くの場合、字幕のほうが人間が読める文字数の関係で情報量が制限されるぶん、内容的にちょっと分かりづらい部分があったりするのですが、『ラ・ラ・ランド』に限っては、字幕のほうが的確に内容を伝えている、腑に落ちるように感じました。

ふたつ目は、吹き替え版でも、もちろん歌の部分はオリジナルなのですが、歌の歌詞がとても重要で、歌詞だけ字幕を読むとなると、頭の切り替えで若干ノッキングする感じがした、ということです。

それならはじめからずっと字幕のほうが、歌のシーンでいちいち頭を切り替えなくていいので、ノッキングもなくスムーズに感じられました。

ただこのあたりは個人差が大きいと思うので、あくまでも参考に、ということで。

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『ラ・ラ・ランド』感想 まとめ~『何度も・何度も・何度でも』観たくなる映画

映画には、何度も観たいと思わせてくれるものと、1度目はとても感動したはずなのに、2度目はそれほどでもなかった作品と両方あります。

そして『ラ・ラ・ランド』は間違いなく、何度も、何度でも観たい作品です。

実際、私は1度目よりも2度目のほうが泣きました。

観るたびに発見があり、観れば観るほど、セブとミアの気持ちが、深く深く胸に突き刺さるからです。

そう言えば先述の『ニュー・シネマ・パラダイス』もやっぱりそうだったな…。

なんとも切ないラストに流れる約8分間の映像も、『ニュー・シネマパ・ラダイス」のラストとオーバーラップして見えました。

結局、人生を共に歩むパートナーにはなれなかったセブとミア。

彼らのように、もし、あの時ああしていたら…別の選択をしていたら…そう人生を振り返らない人はいないでしょう。

でもそれは決して後悔というような後ろ向きな感情だけではないはずです。

今は別々の人生を歩んでいる二人。

でも、互いに応援した夢を実現させている二人。

今の自分があるのは、彼がいたから、彼女がいたから・・・。

「ずっと愛している」という言葉は、たとえ人生のパートナーにはなれなくても、二人の中で永遠に生き続けることができるでしょう。

自分の人生と重ね合わせて、そんなことを感じさせてくれる『ラ・ラ・ランド』は、『何度も・何度も・何度でも』観たくなる、とても素敵な映画です。

まだ観ていない人はもちろん、観たことのある人も、この機会にぜひもう一度ご覧ください!!

素敵な発見がきっと待ってますよ!!!!

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(本ページの情報は2020年10月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください)

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