皆さんこんにちは。
各局秋の新ドラマが続々とスタートしてきましたね。
ドラマといえば「月9」…そう思ってしまうのは、やはりアラフィフ世代だからでしょうか。
今の若い人にとってはそれほどブランドを感じないかもしれませんが、我々世代にとっては「月9」といえば数々の名作を世に送り出してきたドラマ枠。
そんな「月9」も一時期かなり視聴率が低迷していましたが、ここのところまた息を吹き返してきましたね!!
さて、2019年・秋の月9「シャーロック」が10月7日からスタートしました。
主演のディーン・フジオカさんや岩田剛典さんももちろん素敵なのですが、どうしても脇役のほうに目が行ってしまう私…。
そんな中、今回は佐々木蔵ノ介さん演じる江藤礼二警部・・・ではなく、その部下の小暮クミコ巡査部長を演じる山田真歩さんが気になりました。
脇役とは言え、月9のレギュラーに抜擢されるくらいですから、きっとそれなりに活躍されている人なんでしょうが、正直ちょっとよく思い出せない・・・。
ということで「山田真歩の経歴は?出演映画やドラマ、CMから演技の魅力を分析!」と題して、女優・山田真歩さんの魅力に迫ってみたいと思います!!
ではさっそく行ってみましょう。
山田真歩の経歴・プロフィールは?
1981年9月29日生まれ
東京都出身
身長:153cm
明星大学教育学部卒業
所属事務所:ユマニテ
テレビ画面で見ると、佐々木蔵之介さんとの対比で小柄に見えるのかなと思いましたが、実際に153cmと小柄な方なんですね。
明星大学教育学部卒業とありますが、ご両親が教師ということで、ご自身も先生を目指されていたようです。
しかし、大学時代、隣接する中央大学の演劇サークルに参加して演技の虜になり、大学3年の時にはドイツまで行って将来の自分を見つめなおし、結局卒業後、教師の道には進まずに、劇団東京乾電池の養成所に入所。
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しかし、将来への不安から一年でやめて出版社へ入社。
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しかし、仕事に演技ほど熱中できずにいたころ、大学時代の演劇仲間から自主映画に出演を打診され映画初出演。自主映画だったので、上映は池袋で一日だけ。観客も100人ほどだったとか。
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しかし、その映画をたまたま観た入江悠監督が、自身の作品に主演で抜擢。それがきっかけで芸能事務所ユマニテに所属。
・・・なんだか「しかし」がキーワードみたいになってしまいましたね・・・。
「私の経歴って本当にガチャガチャですよね」と笑う山田さん。確かに就職で悩みドイツまで行ったり、演劇をやろうと決めたのに再び悩んで就職したり。「でも、全部が糧になっていると思う。結局は自分の選んだことが、そのまま自分の人生になっていくんだなと実感しています」
引用元:マイナビ転職
本人もこうおっしゃっていますが、ああでもない、こうでもないと悩み、苦しみ、グチャグチャ、ゴチャゴチャ、ガチャガチャしながらも自分の道を進んでこられた人って、他の人にはない魅力があるような気がするのですが、どうでしょう。
前述の入江監督も、きっと何かを感じたからこそ無名の彼女を自身の映画で主役で抜擢したのだと思います。
彼女のその後の活躍を見れば納得できますね。
山田真歩の出演作にみる演技の魅力とは
山田真歩さんはこれまでにたくさんのテレビドラマや映画、CMに出演されていますが、前述した入江悠監督の映画、気になりますよね。
それは2010年公開の映画『SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』で、山田真歩さんは主人公アユム役を演じていました。
映画の予告編がありました!
この一番ちっちゃいメガネ女子が山田真歩さん。自主映画からのいきなりの話題作主演とは!!
でも、この映像だけでもなんとも言えない存在感がありますよね。
共演に安藤サクラさんや岩松了さんなんかもいて、この作品の話題性を感じます。安藤サクラさんがユマニテ所属ですので、この映画が縁で山田真歩さんもユマニテに所属されたのでしょう。
山田真歩さん主演映画では他に「アレノ」という作品が有名で、この作品で第30回高崎映画祭最優秀主演女優賞を受賞されています。
『アレノ』こんなにも山田真歩さんが哀しげな官能的退廃的美を帯びて映るなんて…背中からお尻の曲線が程よく綺麗。生身を貪るそれも愛かもしれない。ヒメアノ〜ルと言い同じ色に染まらず。永い言い訳も原作のままなら重要な役柄だから期待です。 pic.twitter.com/FGqjo7kez0
— Little✪Hollywood (@_film_L) June 23, 2016
テレビドラマでは2014年にNHK連続テレビ小説『花子とアン』に出演し、ヒロインと同期の女流小説家・宇田川満代役を演じて注目を集めました。
#花子とアン 実は花子大好きなツンデレキャラの宇田川先生。最終回にして花子にお礼を言うという最大のデレ。「あなたじゃなくて赤毛のアンにお礼を言ったのよ」とか、そこで感極まった涙を見られぬよう、そそくさと飛び出して「もう言葉が溢れてるんだから邪魔しないで!」とか可愛くってたまらない。 pic.twitter.com/xNDT5eJt6z
— ひぞっこ (@musicapiccolino) April 1, 2018
その後、2018年には同じくNHK連続テレビ小説の「半分、青い」に西園寺麗子役で出演されていました。
#山田真歩 #半分青い #ブッチャーの姉
NHK朝ドラ『半分、青い。』に山田真歩さん出演⭐️
『花子とアン』の宇田川先生も大好きでしたぁ〜!
今後の話が楽しみです❤️(*≧∀≦*) pic.twitter.com/55RiqzLbg9— トロロ (@totorotokokoro) August 21, 2018
また「トットちゃん!」(2017年10月 – 12月、テレビ朝日)では向田邦子役を好演。
こうしてみると山田真歩さんは知識人、文化人などの役のイメージがあるように感じます。
こういった品というか素養はなかなか身に付けられるものではないと思います。
もともと教師志望だった彼女ですから、育ってきた環境や本来持っていた素養なのでしょう。
ドラマでは作家などの文化人のイメージがある彼女ですが、CMでは意外にもほんわかナチュラルな顔も見せてくれていました。
私もこのCMはなんだかとっても印象に残っています。
なぜだろう・・・。この何とも言えないほっこりした感じ。このCMの女性が、「赤毛のアン」の宇田川先生と同じ人だと気が付く人は一体どれくらいいるのでしょうか。
ナチュラルなのに怪演?
何とも言えないこの魅力。
なんとも不思議な女優さんです。
最近ではこちらのCMもよく見かけました。
このメガネの女性、山田真歩さんなんですね。
上のホクトのCMと同じ女性って分かります?
私は全く気が付きませんでした。
このカメレオンっぷり・・・なんだか恐ろしくなってきました・・・。
まとめ
以上、「山田真歩の経歴は?出演映画やドラマ、CMから演技の魅力を分析!」と題してお送りしてきました。
いかがだったでしょうか。
もともとご両親の影響で教師を目指していた彼女が、ひょんなことから演技の魅力に取りつかれ、紆余曲折しながらもワンチャンスをものにして、今やテレビに映画にCMにと引っ張りだこの山田真歩さん。
あらためて彼女の出演作品を見てみると、その役柄の幅の広さに驚きます。
そしてさらに驚くのは、これだけカメレオンのように役によっていろいろな表情を見せるのに、結局その役を自分に引き寄せてしまっている、ということ。
役者には役を自分に引き寄せるタイプと、自分を役に近づけるタイプの2種類があると思います。そしてカメレオン俳優と言われる人は、自分を役に近づけるタイプの人が多いように思うのですが、山田真歩さんはカメレオンなのに役を自分に引き寄せてしまう、何とも不思議な女優さんです。
これはきっと、「私の経歴って本当にガチャガチャですよね」と本人が言っているように、いろいろガチャガチャ悩みながら進んできた彼女だからこそ、いろんな面が彼女の中にあって、そしてそれをうまく役と結び付けているからできることなのでしょう。
しかも計算じゃなく本能的にできてしまう・・・。
主演女優賞を受賞した映画「アレノ」で彼女が語った言葉が印象的でした。
子供や動物にすごく憧れがあって、大人になると人の目を気にしてしまうので、どうにかその恥ずかしさを取っ払えないかなと思っていたんです。この作品では役名もないし役作りもしていないし、欲望だとか自分の内側にあるものだけで、主観だけでやろうと思って演じました。
引用元:映画ナタリー
まさしくこの言葉が、彼女の演技に対する根っこの部分を、そして彼女の魅力の原点を語っているように感じました。
ますます女優・山田真歩から目が離せません!!
これからも彼女の活躍に期待したいと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました!