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【俳優になるには】俳優の種類は色々ある?種類別の目指し方を徹底解説!

俳優になりたい‼︎

俳優になって大きな舞台に立ってたくさんの観客の前で演じてみたい!

テレビドラマや映画に出演してたくさんの人に感動を届けたい!

そのためにも演技の勉強をしてみたい!

そんなふうに夢を抱いているあなた。

では、俳優や女優になるにはどうすればいいのでしょう。

原宿あたりをウロウロしながらスカウトされるのを待ちますか?

もちろんそうやって俳優になった人もいますが、よほどの美男美女でもなければ無理な話。

そもそもそんなチャンスを待っているような受け身の姿勢では、チャンスは近づいてきてはくれません。

ここでは俳優になりたい人のために、あなたが目指す俳優の種類と、具体的に俳優になるにはどのような方法があるのか、私が実際に経験したり、同じ俳優仲間の経験談なども交えながらご紹介していきます‼︎

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俳優になるには、まず俳優の種類を知ろう!あなたが目指す俳優とは?

「俳優になりたい!!」と一口に言っても、その活動場所はさまざま。

私が俳優を志している人に、俳優になるにはどうしたらいいかとたずねられたとき、まず最初に聞くことがあります。

 

「あなたはどんな俳優になりたいのですか。あなたが活躍したい、出演したい場所はどこですか」

 

これから俳優を志そうと思っている人にとって、自分が活躍している場面を具体的に思い浮かべることは、夢の実現やモチベーション維持のためにとても大切なこと。

でもそれ以上に大切なのが、なりたい俳優の種類によってその目指し方が異なるということです。

そのために、その前提として、自分がなりたい俳優の種類についてもう一度しっかり考えてみましょう、ということです。

どんな俳優になりたいか、まだ具体的にイメージできていない人はもちろん、イメージできているという人も、

本当にそれが自分のやりたいことなのか?

もしかしたら別の場所のほうが自分に合っているのではないか?

ここでもう一度確認してみてください。

俳優の種類は3つある

俳優はその活動場所によって、大きく3つの種類に分けることができます。

  • 舞台俳優
  • 映像俳優(テレビ、映画、広告など)
  • 声優

舞台俳優とは

舞台俳優とは、劇場などの舞台で実際に観客を目の前にして演技をする俳優のことです。

劇場と一口に言っても客席数100人以下の小劇場から1000人規模の大劇場まで、その規模は様々です。

舞台俳優と言われる人たちは一般にどこかの劇団に所属していることが多いです。

また歌舞伎俳優やミュージカル俳優も舞台俳優と言えます。

舞台の魅力はやはり何と言ってもそのライブ感!

観客の生の反応を味わえるのがいちばんの醍醐味です。

 

※舞台の芝居を学ぶために便利なサービスがあります。こちらの記事も合わせてどうぞ‼

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映像俳優とは

舞台俳優に対して、テレビや映画、CMなど、映像の分野を中心に活動しているのが映像俳優です。

現在はネット配信のドラマも多数あり、映像の分野はますます広がりを見せています。

映像の最大の魅力はとにかく多くの人に見てもらえるということでしょう。

俳優としての知名度を上げるには舞台よりも映像の方が有利と言えます。

しかし映像、特にテレビドラマは撮影スケジュールがかなりタイトでハードです。

映像は舞台に比べて撮り直しができるから楽だと勘違いしている人がいるかもしれませんが、現実はタイトなスケジュールの中、そうそう撮り直してはいられません。

NGが多いと次から使ってもらえない厳しい世界です。

声優も俳優?

そして3つ目が声優です。

俳優の種類の中に声優を入れるのは意外かもしれませんが、もともと俳優と声優は別のものではなく、俳優が声優を兼ねていました。

最近は声優ブームで声優になりたい人も多いようですが、声優は声だけだから体を使った演技力は必要ないと思っている人がいたら大間違いです。

プロの声優たちはよく舞台などに出演し、演技力も磨いています。

上手な声優は演技も上手です。

逆に言えば、体を使った演技ができなければ、声の演技もできないということです。

声優になれない声優志望者に対して「そういう人たちには俳優になろうという気がない(声優とは俳優の仕事の一部だという事を理解していない)からだ」と苦言を呈したことがある。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

これはブルース・ウィリス、アラン・ドロン、アル・パチーノなどの吹き替えで有名な野沢那智さんの言葉です。

声優である前に俳優であれ

これは野沢さんに限らず、声優界の第一線を歩んでこられた人たち皆さんがおっしゃっていることです。

昨今の安易な声優ブームに警鐘を鳴らすという意味でも、ここではあえて俳優の種類の中に声優を入れて解説しました。

種類が決まったら行動!種類別の目指し方を公開!

自分が目指す俳優の種類によって目指し方もおのずと違ってきます。

もちろん1人で舞台でも映像でも、そして声優としても活躍されている人はたくさんいます。

でも3つを同時にスタートさせたという人は私の知っている限りではいません。

まず自分のホームともいうべき場所で実績を積んで、それからその実績が評価されて他の分野にも進出していく、というのが王道です。

ましてや自分はとにかく舞台に立ちたい!

舞台に立って大勢のお客さんの前でスポットライトを浴びて演じてみたい!

もしそう思っているのであれば、

そのために必要な知識やスキルが身に付けられ、舞台に立つチャンスに恵まれている環境に身を置くことが大切です。

ここを間違えてしまうと、目指している場所へ辿り着くのに遠回りとなってしまいますし、

そもそも自分はこんなことがしたかったのか?とモチベーションも下がってしまいかねません。

ここでは先ほど解説した俳優の種類別に、具体的に俳優になるにはどうしたらよいか、徹底解説していきます!!

舞台俳優になるには

劇団の研究生になる

舞台俳優になるには、まず王道なのが、劇団の研究生になる、という方法です。

舞台に立ちたいと思っている人の中には、好きな劇団があったり、憧れの舞台俳優がいるという人も多いと思います。

そういう人は、好きな劇団や好きな俳優が所属している劇団に、付属の養成機関や研究所があるかどうか調べてみるといいでしょう。

研究所がある有名劇団としては、文学座俳優座青年座などがあり、それぞれ毎年付属研究所の研究生や新人を募集しています。

またミュージカル俳優を目指すのであれば、劇団四季も毎年劇団四季研究所生徒オーディションを行っています。

これらの養成機関は歴史もあり、多くの有名俳優を輩出してきた実績があります。

ただこれらの研究所は、申し込めば誰でも研究生になれるわけではなく、通常は研究生になるためのオーディションや試験があります。

有名な劇団の養成所は全国から応募者が集まり、その倍率は決して低くありません。

私も俳優を志した最初のころ、上記のいくつかの研究所の試験を受けたことがありますが、見事に全て落ちてしまいました。

有名劇団付属の研究所に入るのはなかなか狭き門ではありますが、それでもトライしてみる価値は十分あるでしょう。

専門学校に通う

初心者の人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、実は舞台俳優を専門に養成する専門学校があります。それが

舞台芸術学院

舞台芸術学院とは舞台芸術専門課程のみが設置されたわが国唯一の専門学校です。 世界にも類をみない70年以上の伝統と実績を持つ演劇学校として多彩なカリキュラムを通じ、専門性と社会性を持ったアーティストの育成を目指しています。

舞台芸術学院HPより

かなり歴史があり、しかも「舞台芸術専門課程のみが設置されたわが国唯一の専門学校」なのです!!

おそらく普通に生活していたらこんな専門学校が日本にあること自体知りませんよね。

私も俳優を志していろいろ調べていた時に初めて知りました。

卒業生には、市村正親さん、役所広司さん、渡辺えりさんなど、日本を代表する俳優の方々が多数いらっしゃいます。

また山田洋次監督や作家の五木寛之さんなど、俳優以外の方もいらっしゃいます。

大学で学ぶ

演劇科が設置されている大学で学ぶこともできます。

有名なところとしては日本大学芸術学部演劇学科桐朋学園芸術短期大学演劇専攻などがあります。

他にも演劇科がある大学はいくつかありますが、実際に演技を学べるところと、演劇史など学問として演劇を学ぶところがあるので注意が必要です。

また大学には演劇研究会などの演劇サークルも多数あります。

今をときめく人気劇団の中には大学の演劇サークルが母体になっているところも少なくありませんし、有名俳優も多数輩出しています。

演劇が盛んな大学に行ってみるのも面白いかもしれませんね!

映像俳優になるには

芸能事務所に所属する

映像の仕事をするためには、有名俳優でもない限り、基本的にはどこかの芸能事務所・プロダクションに入る必要があります。

事務所に所属していないと、なにかトラブルがあったときに責任の所在を明確にできないからです。

テレビ局は、どこにも所属していない俳優はリスクが大きくて使ってくれません(ただし、中にはフリーで活動している人もいます)。

各芸能事務所では随時新人募集を行っているところがあります。気になる事務所があればHPなどで調べてみましょう。

その場合の注意点ですが

 

  • 基本的に年齢制限がある(未経験者OKの新人募集の場合、上限は25~30歳くらいまで)
  • すぐに所属できる場合と、事務所付属の養成機関(有料)に入る場合がある
  • アポなしで直接事務所に売り込みに行ってはいけない

 

特にいきなり事務所に売り込みに行っても非常識な人間と判断されるだけなので気を付けましょう。

また、よく分からない事務所に飛び込みで行って怖い思いをした、という俳優仲間の話を聞いたこともあります。

トラブルを避けるためにも、とにかく各事務所の募集要項をしっかり確認して、きちんとした応募を心がけましょう。

俳優養成所に通う

いきなり事務所を探すより、まずは映像の演技について学んでみたいという人は、映像の演技が学べる俳優養成所に通うのがいいでしょう。

こういうところでは

 

  • 現役の映画監督やドラマプロデューサー、俳優などが直接指導してくれる
  • カメラの前で実際に撮影しながら映像の演技を学ぶことができる
  • 芸能プロダクションと提携して運営しているところもあり、優秀だと認められれば所属できる

 

といったメリットがあります。

映像の演技が学べ、プロダクションとの連携もある養成所としてはワタナベエンターテイメントカレッジなどがあります。

オーディションを受ける

映画の出演者オーディション、雑誌モデルのオーデション、事務所主催のタレントオーデション・・・など、オーデションから俳優になった人達もいます。

しかしこれはほんのごく少数の限られた人たちです。

挑戦してみる価値はあると思いますが、かなり狭き門であることは間違いありません。

しかも受かるためには

 

「他の人が持っていない圧倒的な何か」

 

が必要です。

その「何か」を見つけ、磨くためにも、やはり養成所などで学ぶことは大切だと思います。

声優の目指し方とは

声優になるには、声優事務所付属の養成所に通うのが一番です。

声優も俳優同様、事務所に所属していなければ基本的には仕事はできません。

声優事務所に入るための近道として、また、高度な専門スキルを身に着けるためにも、声優事務所付属の養成所に入るのがおすすめです。

有名なところでは青二塾シグマセブン声優養成所などがあります。

しかし、人気事務所の付属養成所は希望者も多いので、入るためのオーデションや試験があるのが一般的です。

また声優の勉強をするのであれば、事務所付属でなくても民間の養成スクールもたくさんあります。

有名なところでは日本ナレーション演技研究所アミューズメントメディア総合学院ヒューマンアカデミーなどがあります。

こちらもオーデションがある場合が多いようですが、事務所付属の養成所よりは門戸はかなり広いと言えます。

まずはこういった養成スクールで学んでみるのもいいでしょう。

優秀であれば、養成スクールから直接声優事務所へ入ることもできます。

気になる養成所があれば、まずは資料請求してみて、比較検討してみましょう。

とにかくまずは行動です。少しづつでいいので、自分のできるところから取り組んでみましょう。

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【俳優になるには】俳優の種類と種類別の目指し方~まとめ

以上、「【俳優になるには】俳優の種類は色々ある?種類別の目指し方を徹底解説!」と題してお伝えしてきました。

大切なことは、

一口に俳優と言ってもその活動場所は様々で、なりたい俳優の種類によって目指し方が異なる

ということです。

テレビや映画に出たいのに、舞台の勉強ばかりしていては遠回りですよ、ということです。

舞台も映像も声優も、俳優として共通する部分はありますが、現場で求められる具体的なスキルには大きな違いもあります

まずは自分が活躍したい俳優の種類をしっかりと見極め、なりたい俳優になるにはどうしたらいいか、自分に合った方法をしっかり選んで努力していってください!!

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